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株式会社神戸製鋼所様

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事業概要

社名
株式会社神戸製鋼所
業態
鉄鋼・溶接・アルミ・銅・機械関連・エンジニアリング関連・電力関連事業
利用者数
約1,800名
導入時期
2009年9月

「DigitalPersona」導入でユビキタスを実現
- どこにいても負担なく使える認証システムへの取り組み

産業機械、圧縮機、エネルギー機器・・・オンリーワンのものづくりで社会を支える

1911年設立、日本4大鉄鋼メーカーである株式会社神戸製鋼所(以下、神戸製鋼)は、2009 年に銑鋼一貫生産体制確立50周年を迎えた。 社会の根幹を支えるその事業内容は、鉄鋼・鋳鍛鋼・チタン・アルミ・銅・溶接などの素材事業から、 産業機械・建設機械・エンジニアリング・環境ソリューション等の機械事業、電力卸供給・不動産・電子材料などと幅広い。
その中でも、今回いち早く”DigitalPersona” を導入したのは、ノートPC を社外に持ち出す機会が多い機械事業部門、資源・エンジニアリング事業部門だ。

重すぎるセキュリティ運用負担からの脱却

神戸製鋼では、2004年4月に機械部門とエンジニアリング部門が統合したのを機に、インフラ統合計画の一貫として、 認証システムの見直しを行ったが、そこには大きな課題を抱えていた。
機械事業部門・櫻井智紀氏は「機械事業部門、資源・エンジニアリング事業部門は、業務上ノートPC を携えて、 先方で設計等の打ち合わせをすることが多い業態です。 つまりPC を持ち出さないと仕事ができない・・・。 そのような状況ですから、常に、ノートPC の紛失や他人がPC を使用することによる情報漏洩のリスクがあるわけです。」と言う。 機械事業部門・獅山晴之氏は「全社的には、セキュリティレベルの維持と底上げを目的としたセキュリティ標準があり、 パスワードのポリシーについても厳しく定められていますが、 一方で利用者の利便性の確保やシステム部門の運用負荷軽減も課題になっていました。」と語る。 そこで、セキュリティ強化と運用負担軽減の両立という、難しい課題を解決するために、注目したのが指紋認証だという。

獅山氏

あるべき姿を求めて

認証システム見直しの際、まず、「機械事業部門、資源・エンジニアリング事業部門のIT活用のあるべき姿 = 理想像」が検討された。 その結果、「ユビキタスであるべき」つまり「どこにいても社内と同じように業務ができる」のが理想像とされた。 となると、認証システムは、ユーザーがどこにいようと負担なく使えるものでなければならない。 たとえばカード認証なども検討されたが、カードを忘れてしまうと業務にならなくなってしまう。
「かといってセキュリティを高めるためにパスワードを長くしても、記憶の限界を超えれば、パスワードをメモし、 ノートPC のモニターサイドに貼り付けてしまうでしょう。 そう考えたとき、自分自身しか持てない、しかも置き忘れることのない指紋が良いと考え、指紋認証を導入することで、 理想像に近づけるという結論に達しました。」

Active Directory と統合される
- 「DigitalPersona」の魅力

認証システムとして“DigitalPersona”導入に踏み切った大きな理由は、現状の運用を極力変えず、Active Directory と連携できることだ。 本システムの導入を支援したコベルコシステムの崎戸源水氏は「認証用サーバを別に持ち、Active Directory と連動させる方法もあったのですが、 設備費用がかかると同時に、運用負荷も格段にあがります。 そう考えると、既存の設備で動作する “DigitalPersona”のメリットは大きい」と語る。 また櫻井氏は、DigitalPersona 社(現:クロスマッチテクノロジーズ社)がMicrosoft 社と緊密に連携していることが、最終的な安心感に繋がったと語っている。 「たとえばWindows7 以降に搭載されている生体認証プラットフォームについても、DigitalPersona 社の協力があって完成したものと聞きました。 その事実を考慮したとき、Windows のOS が新しくなっても、他社と比べてDigitalPersona社は対応が早いだろうと考えています。」

崎戸氏

成功事例として、全社に横展開へ

システム導入は2009 年7 月。現在は移行期間と考え、ID・パスワードも併用している。 「ログオンするとき、わざわざパスワードを打つ必要がなく楽になったと、利用部門からは非常に好評です。 運用管理者の立場から言わせていただくと、パスワード運用管理の手間が省けて非常に楽ができるようになりました。 今後はパスワードのランダム化機能を使用して、指紋認証しか受け付けなくする予定です」(櫻井氏) 冬場に多くみられる指先の荒れ(乾燥肌)などで認証されにくい人にはDigitalPersona 社製の外付けのエリア式指紋リーダーが用意されているため、 指紋認証で問題視される認証率も100%に近く、完全移行後も問題はなさそうだと言う。獅山氏は将来展望として「今回、神戸製鋼グループ全社の統合Active Directoryのスキーマを拡張し、機械事業部門、 資源・エンジニアリング事業部門が他の事業部門・グループ会社に先駆けて“DigitalPersona”を導入したので、これを成功事例として、 全社に横展開していければ」とその意気込みを語った。

櫻井氏